「疲れがとれない夜」にサヨナラしたいあなたへ
仕事や家事、育児に追われていると、夜になる頃にはもうエネルギー切れ。
「夕飯を作る気力もない」「なんとなくスマホを見ているうちに寝落ち…」そんな日々が続いていませんか?
私も以前は、まさにそんな毎日でした。でもある時、「このままじゃ身体も心ももたない」と思い、自律神経を整える夜の習慣を意識し始めたんです。
ポイントは、食事と夜の過ごし方。少し工夫するだけで、翌朝の目覚めや疲労感が変わります。
今回は、私が取り入れてよかった「夜の自律神経ケア」をご紹介します。
自律神経に優しい食事のポイント
温かいスープが一杯あるだけでいい
忙しい夜に主食、主菜、副菜とフルコースを作る必要はありません。
私がまず意識したのは、「温かくて、消化に優しいものを1品入れること」。
おすすめは、具だくさんの味噌汁や野菜スープ。
胃腸が休まることで、副交感神経が優位になり、体が“お休みモード”に入りやすくなります。
休日に作っておけば、平日2~3日は温めて飲むだけで無理なく続けられます。
食材の選び方はコレ!
夜の食事では、「何を食べるか」が自律神経のバランスに大きく影響します。
1日頑張った心と体をやさしく整えるために、リラックスを促す栄養素を含んだ食材を選びましょう。
おすすめの食材とその理由
トリプトファンを含む食材(豆腐、卵、バナナ、乳製品 など)
→ 幸せホルモン“セロトニン”の材料になり、睡眠の質向上に役立ちます。
マグネシウムが豊富な食材(納豆、海藻、ナッツ、玄米 など)
→ 神経の興奮を抑え、気持ちを落ち着ける作用があります。
ビタミンB群を含む食材(豚肉、まぐろ、きのこ類)
→ ストレスによる疲労回復を助け、自律神経の働きをサポート。
体を温める野菜(かぼちゃ、にんじん、玉ねぎ、しょうが など)
→ 体温が上がることで副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
ちょっとした食材の選び方ひとつで、夜の質はぐんと上がります。1食のうち1つ食材を意識するだけでもいいので、少しずつ食の選び方を整えていきましょう!
油の多い食事を控える
自律神経を整えるには、「夜の消化負担を減らすこと」も大切です。
揚げ物や脂っこい料理は、消化に時間がかかり、寝ている間も胃腸がフル稼働することになり、その結果、身体が休まらず、睡眠の質が下がってしまう原因になります。
夜はなるべく、こんな工夫をすると◎
- 揚げるより「蒸す・茹でる・焼く」調理法を選ぶ
- 肉よりも「魚・豆腐・卵」など軽めのたんぱく質に
- 油を使う場合は「オリーブオイル」や「ごま油」など、香りのよいものを少量だけ
「重たい食事を控える=内臓も神経も休める」ということ。
忙しい日はコンビニやスーパーでお惣菜やお弁当を買うのもOK!
選ぶポイントをおさえて、自分なりに続けられる方法を見つけていきましょう。
自律神経が整う夜のルーティン
寝る3時間前からは“交感神経スイッチ”を切る時間
スマホや仕事メール、SNSなどの刺激は、知らないうちに脳を緊張させています。
私が取り入れたのは、「寝る30分前はスマホを閉じる」こと。
夜はリラックスする時間を作って脳を休めることがおすすめ!
- 寝る前ストレッチ
- ゆったりとした音楽を流す
- アロマを炊く(ラベンダーやオレンジスイートなど)
- 白湯を飲んで身体を温め深呼吸
- 照明を暖色系にして、光を控えめに
「何かやらなきゃ」から「何もしなくていい」に切り替えることが、自律神経ケアにはとても大切なんです。
15分でOK。ぬるめのお風呂+呼吸で整える
熱いお風呂ではなく、38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほど浸かると、副交感神経が優位になり、心拍数もゆっくり落ち着いてきます。
入浴中におすすめの“整え呼吸”はこちら
① ゆっくり鼻から4秒吸って
② 口から8秒かけて吐く
③ これを5〜10回繰り返す
呼吸に意識を向けるだけで、頭の中がスッと静かになっていくのを感じられます。
ルーティンは「全部やらなくていい」
ここまで色々書いてきましたが、全部完璧にやろうとすると逆に疲れます。
私のおすすめは「今日はこれだけやってみよう」のスタンス。
たとえば:
月曜:味噌汁+深呼吸だけ
水曜:寝る前スマホオフ
金曜:揚げ物は食べない
土曜:湯船に15分浸かる
小さなケアをコツコツ重ねることで、心も体も確実に変わっていきます。これだったら出来そうかも!と思うことを見つけて、自分なりの自律神経ケア習慣を作っていきましょう。
おわりに|“整える夜”が、明日のわたしをつくる
疲れた夜こそ、回復のチャンス。
がんばりすぎず、でも自分にちょっとだけ優しくすることで、自律神経は少しずつ整っていきます。
「夜の時間をどう過ごすか」が、明日の自分の土台になります。
ぜひ、あなたの夜にも“自分を回復させる時間”をつくってみてくださいね。