「自律神経を整えたい」と思って、いろいろな情報を試してみたのに、なかなか効果を感じられない。
そんな経験はありませんか?
実はこれ、あなたの努力が足りないわけではなく、あなたの不調のタイプに合っていない方法を試しているだけかもしれません。
自律神経の乱れには、大きく3つのタイプがあります。
タイプによって原因も整え方も異なるため、自分のタイプを知ることが、疲れを改善する一番の近道になります。
この記事では、自律神経の3つのタイプの特徴と、それぞれに合った整え方を管理栄養士がわかりやすく解説します。
管理栄養士 やまゆり🌿
「働く女性のための自律神経と食事の整え方」運営
2児の母(2歳娘・0歳息子)
年間500名以上の栄養指導を経験し、現在は健康サポート企業勤務。
忙しい女性やママでも続けやすい食事と自律神経ケアを発信中。
なぜ「自分のタイプを知ること」が重要なのか
自律神経とは?
自律神経は、生命維持のための機能をコントロールしている神経です。
呼吸や体温、内蔵の働き、血液の流れなどの体の機能を整え、私たちの体を24時間支えています。
自律神経は、自分の意思でコントロールできないため、日々の生活習慣が大きく影響します。
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自律神経の乱れ方は一人ひとり違う
「自律神経が乱れる」と聞くと、ひとつの状態を思い浮かべるかもしれませんが、実際には乱れ方や原因は人によって大きく異なります。
例えば、甘いものを摂り過ぎて血糖値が乱れている人と、食事量が足りずエネルギー不足になっている人では、整えるためのアプローチが正反対になることもあります。
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合っていない方法を続けると、効果が出にくい
よくある失敗パターンが、「自律神経を整えるには〇〇が良い」という情報をそのまま試してしまうことです。
例えば、エネルギー不足タイプの人が「糖質を減らす」という情報を実践してしまうと、かえって不調が悪化してしまうことがあります。
自分のタイプに合わない方法は、効果が出にくいだけでなく、不調を長引かせる原因にもなります。
自律神経の乱れ3つのタイプ
ここから、3つのタイプの特徴を詳しく見ていきましょう。当てはまる項目が多いものが、あなたの今のタイプの可能性が高いです。
タイプA|血糖値乱れタイプ(感情ジェットコースター型)
こんな人に多い
- 甘いものや菓子パンをよく食べる
- パン、麺など炭水化物中心の食事が多い
- 食後に眠くなることが多い
- イライラしやすい
- ジュースやエナジードリンクをよく飲む
- 早食いとよく言われる
原因
甘いものや炭水化物中心の食事を摂ると、血糖値が急上昇します。
それを下げるために血糖値を下げるホルモン「インスリン」が大量に分泌され、結果として血糖値が必要以上に下がりすぎる「血糖値スパイク」が起こります。
この血糖値の乱高下が、イライラ・気分の波・食後の強い眠気などの症状として現れます。
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整え方のカギ
血糖値をゆるやかにすることです。
- 朝にたんぱく質を1品プラスする(卵・ヨーグルト・納豆など)
- 甘いものは完全にやめず、量や回数を減らすことから始める
- 間食は15時に1日1回を目安にする
血糖値が安定してくると、イライラや気分の波が落ち着きやすくなります。
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タイプB|エネルギー枯渇タイプ(ガス欠ヘロへロ型)
こんな人に多い
- 朝から疲れている
- 朝ごはんを食べないことが多い
- 食事を適当に済ませることが多い
- 野菜を食べないことが多い
- やる気や集中力が続かない
- 疲れやだるさを感じる
- 風邪をひきやすい
原因
食事量や回数が少ないと、体を動かすために必要なエネルギーそのものが不足します。
エネルギー不足の状態が続くと、自律神経を働かせるための材料も足りなくなり、だるさ・集中力低下・やる気の低下につながります。
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整え方のカギ
エネルギーをしっかり補給することです。
- 1日3食しっかり食べる(欠食がある場合はまず食事回数を増やす)
- ご飯を茶碗1杯食べる(炭水化物を毎食しっかり摂る)
- 「ヘルシー=量を減らす」ではなく、必要なエネルギーは確保する
エネルギー不足が改善すると、夕方のぐったり感が軽くなる可能性があります。
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タイプC|生活リズム乱れタイプ(体内時計チグハグ型)
こんな人に多い
- 朝スッキリ起きられない
- 食事の時間が毎日バラバラ
- 睡眠時間が1日6時間以下
- 夜遅い時間に食べることが多い
- 休日は昼まで寝てしまう
- 日中眠くなることが多い
- 夜になると元気になる
原因
食事や生活の時間がバラバラだと、体内時計が乱れます。
体内時計は自律神経のリズムとも連動しているため、リズムが乱れると、朝のだるさや日中の強い眠気として現れます。
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整え方のカギ
体内リズムを整えることです。
- 朝ごはんの時間を固定する(毎日同じ時間に食べる)
- 寝る2時間前までに夜ごはんを食べる
- 休日も平日と起きる時間を大きく変えない
体内リズムが整うと、朝の目覚めがラクになる方が多いです。
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3タイプは重なることもある
ここまで3つのタイプを紹介しましたが、実際には複数のタイプが重なっている方も少なくありません。
例えば、「朝食を食べない(エネルギー枯渇)+夜遅くに甘いものを食べる(血糖値乱れ)」というように、生活習慣の中でいくつかの要因が同時に起こっていることはよくあります。
その場合は、最も当てはまる項目が多いタイプから整えていくのがおすすめです。
一つひとつ順番に整えていくことで、無理なく改善に近づけます。
タイプを知ることで得られる3つのメリット
① 何から始めればいいかが明確になる
「自律神経を整える」と言われても、情報が多すぎてどこから手をつければいいか分からなくなることがあります。
タイプが分かれば、最初にやるべきことが1つに絞られます。
② 遠回りをしなくなる
自分のタイプに合わない情報を試して、効果が出ずに諦めてしまうケースは少なくありません。
タイプを知ることで、自分に合った方法だけに集中できるようになります。
③ 変化を実感しやすくなる
合った方法を実践すると、体の変化を感じやすくなります。
「これでよかったんだ」という実感が、習慣を継続するモチベーションにもつながります。
まとめ
自律神経の乱れには、大きく3つのタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | 整え方のカギ |
|---|
| A 血糖値乱れタイプ | 甘いもの・炭水化物中心で血糖値が乱高下 | 血糖値をゆるやかにする |
| B エネルギー枯渇タイプ | 食事量・回数が少なくエネルギー不足 | エネルギーをしっかり補給する |
| C 生活リズム乱れタイプ | 食事・生活時間がバラバラで体内時計が乱れる | 体内リズムを整える |
「自律神経を整えたいけど効果が出ない」と感じている方は、まず自分がどのタイプに当てはまるのかを知ることから始めてみてください。
合った方法で整えていけば、これまで感じていた疲れやだるさも、少しずつ変わっていきます🌿
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